大関貴景勝が7月場所12日目の30日、休場することがわかりました。
日本相撲協会によると「左膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で約4週間の治療期間を要する見込み」との診断書を提出されたようです。
ここぞという時ばかり、怪我をしてしまう貴景勝さん。
きっと本人も辛いことでしょう。
ここ最近、怪我が絶えないのが悩みの種ですね。
というわけで、今回は貴景勝さんが今までにどういった怪我をしてきたか調べてみました。
2020年7月:左膝の怪我
貴景勝さんは11日目の関脇御嶽海戦で8勝目を挙げて勝ち越し、2度目のかど番を脱出したばかりでした。
貴景勝さんは取組後には膝の状態について「万全です。大丈夫です」と話していました。
この時点ではまだなんとか膝の方は大丈夫だったと思っていたのでしょうか?
今回の休場は全休した昨年名古屋場所以来5度目(1場所で休場2度の昨年夏場所を含む)となりました。
12日目の対戦相手、小結大栄翔は不戦勝で勝ち越しと決まりました。
千賀ノ浦親方は11日目の夜に貴景勝さんから申し出を受けていたと説明しました。
痛みにには我慢強い貴景勝さんが『痛くて相撲が取れない状況です』と伝えてきたそうです。
本人によれば、8日目から痛みがあったようで我慢してやっていたそうです。
それに対して、千賀ノ浦親方はファンの方には申し訳ない、本人も悔しいと思うとコメントしました。
貴景勝さんは1敗で首位の横綱白鵬、大関朝乃山戦を残し、自らも優勝の可能性がありました。
それだけに非常に悔しい休場となったでしょう。
ちなみに今場所の十両以上の休場者は横綱鶴竜、外出して数人との会食が判明した平幕阿炎らに続いて4人目となりました。
2019年9月:左胸の怪我

7月場所の休場が決まった貴景勝さんですが、昨年9月にも怪我をしています。
それは2019年9月22日の秋場所千秋楽の関脇・御嶽海との優勝決定戦での怪我でした。
上記に添付したのがその怪我の画像です。
左大胸筋肉離れの影響で胸や腕に広い範囲で内出血がある痛々しい姿です。刺青の和彫のように見えなくもないですが、めちゃくちゃ痛そうです。
こんな姿になってでも、稽古に挑めるなんて凄まじい精神力ですね。
負傷後2日目が最も腫れたといい、安静にしながら患部を冷やしたり超音波治療などを行ったそうです。
当時の貴景勝さんは
「治療に専念して、少しはよくなっている。色が悪いけど、(負傷後は)もっとひどかった」
「割り切ってやるしかない。少しは良くなった。自分の押し方が悪いからけがをした。早く治して押す力を高めていく」
と前向きに語っていました。
5月の夏場所で右膝を負傷し、その影響で大関から一度陥落してしまった貴景勝さん。
しかし、懸命なリハビリとトレーニングを経て、秋場所で大関に返り咲きました。
その場所の最後の最後で再び負傷してしまうという不運。
この怪我に対して「残念としかいいようがない。気の緩みもない中でのケガだった」と振り返ったそうです。
一方、それでも「自分に原因がある。ケガも含めて自分の実力。御嶽海関には優勝する素質があった。もっと強くならないといけない」と真摯に自分の怪我を受け止めたようです。
2019年5月:右膝の怪我

夏場所5日目、当時、新大関であった貴景勝さんは「右膝関節内側側副靱帯(じんたい)損傷」により「今後約3週間の加療を要する見込み」との診断書を提出し、夏場所を休場しました。
いつこの怪我をしたかと言うと、3勝目を挙げた4日目の小結御嶽海との対戦で負傷したのです。
師匠の千賀ノ浦親方は5月16日の朝に貴景勝さんから連絡を受けたと言います。
本人から『痛みがあるので休場したい』という話を受けたそうです。
あまり痛いということを言う男ではないので、相当痛いのだろうと沈痛な表情を浮かべコメントしていたようです。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
怪我さえなければ、と相撲好きの方なら誰しもが思う逸材ですよね。
早く怪我を治して、元気に相撲をとる姿を見たいですね。
1日でも早く土俵へ戻ってくることを心より願っております。